備考欄のようなもの

主に、中国語圏の文学・音楽・映画等について記します。

2013-02-20から1日間の記事一覧

【書評】郭強生『惑鄉之人』(台北:聯合文学、2012)

「その年、李香蘭は台湾へ公演に来た」「その年、ブルース・リーはこの世を去った」などの惹句が裏表紙に記されている本書。また、小説の冒頭から、王羽、何莉莉、李小龍らの名前が続出する。中国/香港映画史に興味をもつ人間にとって、なんと面白そうな小…